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笹原峠
【ささばるとうげ】


東松浦郡厳木(きゆうらぎ)町と多久(たく)市の境にある峠。標高90m。江戸期,佐賀藩と唐津(からつ)藩の境界として重要な地位を占めていた。峠付近の小侍に寛永15年関所が設けられ,翌年関所は番所に移り,明治8年まで続いた。関所の番頭は塾を開いて地方民の教育にも当たっていた(多久の歴史)。現在峠には国道203号が通っているが旧道は多久市側では北側にある。昭和51年,関所跡に石碑が建てられた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7607465