山田郷
【やまだのごう】
旧国名:肥前
嘉瀬川流域に位置する。地名は安閑天皇の皇后春日山田女の「女代田」に由来するという(大和町史・佐賀郡史)。「肥前国風土記」佐賀郡条に「土蜘蛛,大山田女・狭山田女」が見え,奈良期以前に山田の地名は存在したと考えられる。佐賀郡大和町東山田・西山田・尼寺・国分あたりから,佐賀市北部の増田・長瀬あたりまでが郷域に比定される。
【山田郷(古代)】 平安期に見える郷名。
【山田郷(中世)】 鎌倉期~戦国期に見える郷名。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7607534 |