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大中瀬戸
【おおなかせと】


沖之島と香焼(こうやぎ)島の間にある瀬戸。西彼杵(にしそのぎ)郡の伊王島町と香焼町の町境をなす。幅約550m。両島から礁脈がのびて危険なため,灯台および灯付浮標が設置されている。中央部の水深は17~35m,3本の海底線および海底水道が走り,29m上空には送電線が走っている。この瀬戸は高島と長崎を結んで,長崎汽船の定期便が1日9往復している。香焼町では唯一の基幹産業であった炭鉱が閉山して過疎化が著しく,大中瀬戸架橋の実現によって,町の再興の努力が続けられている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7607566