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西海橋公園
【さいかいばしこうえん】


日本三大急潮の1つといわれる針尾瀬戸を中心とする総合公園。針尾瀬戸は古くから景勝地として知られ,昭和30年3月には伊ノ浦針尾県立公園として自然公園の指定を受けている。同年10月固定型アーチ橋の西海橋完成後,同32年9月,佐世保市針尾東町と西彼杵(にしそのぎ)郡西彼(せいひ)町の西岸地帯,55.1haが総合公園として都市計画決定された。昭和34年4月県営として28.5haの事業認可を受け,同35年6月一部供用開始した。現在,シンボル広場・芝生広場・展望台・休憩所・テニスコート・ゲートボール場・海浜広場・トリム広場・管理棟・売店・駐車場等を整備して,18haが開設されている。近接して水族館・遊園地・レストラン・ホテル等の民営施設もあり,広域的な公園として県民はもとより観光客の利用に供せられている。速さ13ノットを超えるという,針尾瀬戸の春秋の観潮時を最盛期に年間146万人が訪れる。自然公園と都市公園の重複例でもある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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