100辞書・辞典一括検索

JLogos

23

雨ケ池越
【あまがいけごし】


直入(なおいり)郡久住(くじゆう)町と玖珠(くす)郡九重(ここのえ)町との境にある峠。標高1,300m。阿蘇国立公園のうち。大船(たいせん)山(1,787m)に登るには,九重(くじゆう)火山群の北の登山口,飯田高原から坊ガツルに入ってこの峠を通るか,また,三俣(みまた)山の南の鞍部にある諏蛾守越(すがもりごえ)を通るかの2路がある。距離的には違いはないが,登山が容易な点,雨ケ池越がよい。峠を登る途中,三俣山の東に湯沢の溶岩台地が広がっている。この台地に窪地があり,雨が降ると水がたまるので,雨ケ池と名づけられた。そして,峠の名称もいつしか雨ケ池越となった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7607800