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浮殿橋
【うきでんばし】


宇佐市の東部を北流する寄藻(よりも)川に架かる橋。川中島(旧塩田跡,現水田と砂利置場)を中心に西側に浮殿小橋(長さ50m),東側に浮殿大橋(長さ136m)があり,宇佐市と豊後高田(ぶんごたかだ)市の境をなす。この付近から河口および海岸は古くは和間(わま)ノ浜といわれ,神功皇后三韓征伐時の軍船を建造した伝説もあり,江戸期には新田開発が進み,水崎(みずさき)側の浮田港は米の積出しをしていた。明治以後より第2次大戦後までは塩田もあった。西岸の和間神社(川の中に朱の浮殿)は養老年間から続く宇佐神宮の放生会の行われる地である。浮殿小橋付近は葦などの水草が繁茂している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7607819