主要地方道東大宜味線
【しゅようちほうどうひがしおおぎみせん】

東村と大宜味村を結ぶ道路。県道80号とも呼ばれる。東村平良(たいら)を起点とし，北西に向かって大宜味村に入り，大保・田港・屋古を経て塩屋に至る。実延長8.6kmで，うち改良済・舗装済ともに7.4km（86.3％）。橋梁数３。沖縄本島北部において，東海岸を通る主要地方道名護国頭線と，西海岸を通る国道58号を結ぶ幹線道路である。大正３年の国頭(くにがみ)郡の道路開削予定に大宜味村塩屋から久志村平良に至る路線が入っていた（国頭郡志）。昭和23年に大保～平良間にバス路線の開設が申請され，民政府から許可が下りて同年８月から運行開始。現在は名護と東村平良および宮城の魚泊を結ぶ路線バスが運行する。大保から塩屋に至る塩屋湾は，波が静かで湖水にたとえられる。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7608365