温室効果ガス
【おんしつこうかがす】

大気中の二酸化炭素やメタンなど、温暖化を促進しているとされているガスのこと。COP3ではこのほかにもHFC類、PFC類、SF6が削除対象の温室効果ガスと定められた。
地球は太陽からくる短波放射を受けているが、そのうちのほとんどが大気や地表面に吸収されている。本来ならば、この短波放射と暖められた地表面からくる長波放射がつりあって地表面付近の気温が一定に保たれるのだが、温室効果ガスは、あたためられた地表面から放射される長波放射を捕らえ地表に再放射するという働きをするため、地表がさらにあたためられてしまう。また温室効果ガスは太陽放射(短波放射)は吸収せず赤外放射(長波放射)のみ吸収するという性質を持つため、温暖化がすすむ原因といわれているのである。温室効果ガスを減らすための試みはさまざまなされているが、排出権取引のように起こった後の対処を考えるのではなく、まずは排出量を減らすという努力が必要とされている。
【ジャンル】環境
【関連用語】COP3;排出権取引

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