Netscape 6
【ネットスケープシックス】
ネットスケープ6
Netscape Communications社が主導するオープンソースWebブラウザ開発プロジェクト「Mozilla.org」の成果を取り入れた、初のWebブラウザ。2001年に無償配布が開始された。{LF}Mozillaプロジェクトが定期的にリリースする「マイルストーン」のソースコードを元に、AOL Time Warner社が独自の改造を加えたものとなっている。{LF}Netscape 6のHTML描画機能はMozillaプロジェクトが新たに開発した「Gecko」レンダリングエンジンを基盤としており、内部的にもNetscape 4(Netscape Communicator)シリーズとはまったく異なるソフトウェアとなっている。{LF}同プロジェクトはWebブラウザの「Mozilla」をリリースしているが、基本的な機能はNetscape 6シリーズとほぼ同じ。CSS Level 1にフル対応したほか、スキンの変更機能やSidebarの搭載などの特徴を持つ。{LF}一方で、Netscape 6は豊富な機能を搭載した結果、Webブラウザとしては非常に負荷が大きくなり、Netscape 4シリーズやInternet Explorerと比べ、古いコンピュータで実行するのは難しくなっている。{LF}Netscape 4シリーズの後継製品としては、Netscape 4のコードをMozillaプロジェクトが改造した「Netscape 5」が予定されていたが、これは計画途上で破棄され、まったく新たに開発しなおすことになった。{LF}ちなみに、現在はNetscape 6と同じくMozillaをベースにしたNetscape 7がリリースされている。
◆関連用語
Netscape Communications;オープンソース;Webブラウザ;Mozilla;.org;ソースコード;HTML;Netscape Communicator;ソフトウェア;CSS Level 1;スキン;Internet Explorer;コンピュータ;Netscape 7
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