IEEE 802.16
【アイトリプルイーハチマルニーテンイチロク】

BWA/802.16;FBWA;Fixed BWA;Wireless MAN/IEEE802.16

2001年12月にIEEE(米国電気電子学会)で承認された、固定無線通信の標準規格。また、同規格を審議していたIEEE 802委員会のワーキンググループ。{LF}10～66GHzの周波数帯を使い、1台のアンテナで半径約50km(30マイル)をカバーし、最大で70Mbpsの通信が可能。ただし、見通しのきく範囲でしか通信できない。{LF}建物内部の通信に使うことを想定した無線LANとは異なり、現在は電話回線や光ファイバーが担っている加入者系通信網の末端部分(いわゆる「ラストワンマイル」)で利用することを想定している。IEEE 802.16による加入者系アクセス網を「Wireless MAN」(無線MAN：Wireless Metropolitan Area Network)という。人口密度の低い地域でも安価にブロードバンド接続サービスを提供する手段として注目を集めている。{LF}2003年1月には、2～11GHzの周波数帯を用いる追加仕様のIEEE 802.16aが承認されており、WiMAXの愛称で呼ばれている。
◆関連用語
IEEE;無線LAN;光ファイバー;ラストワンマイル;アクセス;ブロードバンド;サービス;IEEE 802.16a;WiMAX

インセプト 「IT用語e-Words」 JLogosID : 7794265