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Office Open XML
【オフィスオープンエックスエムエル】


OOX/OOXML

2006年12月にヨーロッパを中心とする国際標準化機関Ecma Internationalによって標準化された、XMLベースのオフィス文書のファイル形式。{LF}2005年12月にMicrosoft社がオフィススイートMicrosoft Office 2007」(提案時はコード名「Office 12」)のファイルフォーマットを標準案として提案したものが採用された。これには、ワープロ(Word)、表計算(Excel)、プレゼンテーション(PowerPoint)の各ソフトウェアが利用する標準的なファイル形式が含まれる。ファイルZip形式で自動的に圧縮され、同じ内容でもファイルサイズは従来より大幅に小さくなる。Windowsファイルを作成する場合、拡張子は従来の拡張子の末尾に「x」を追加したものが使われ(マクロ有効ファイルは「m」を追加)、Wordは「.docx」、Excelは「.xlsx」、PowerPointは「.pptx」が使われる。{LF}このフォーマットをサポートすることにより、Officeプログラムの挙動を解析したりMicrosoft社にライセンス料を払ったりしなくても、Microsoft Officeファイル互換性のあるソフトウェアが開発できる。Office XPやOffice 2003といった古いバージョンのOfficeでも、同社が提供する「Compatibility Pack for Microsoft Office 2007 File Formats」というツールインストールすることにより、Office Open XML形式のファイルの読み書きが可能となる。{LF}同社は長らくMicrosoft Officeファイル形式の詳細を公開してこなかったが、「OpenOffice.org」などのオープンなオフィススイートが普及し始め、同スイートもサポートしているXMLベースのオフィス文書形式「OpenDocument Format」(ODF)が標準として広範な支持を集め出したことから、こうした動きに対抗するためOffice Open XML形式を公開したものと見られている。
◆関連用語
XML;ファイル;Microsoft;オフィススイート;Microsoft Office 2007;コード名;ソフトウェア;Zip;圧縮;Windows;拡張子;マクロ;フォーマット;サポート;プログラム;ライセンス;Microsoft Office;Office XP;Office 2003;バージョン;ツール;インストール;OpenOffice.org;スイート;ODF




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