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リンクアグリゲーション
【リンクアグリゲーション】


link aggregation/リンク・アグリゲーション

複数の回線を仮想的にひとつの回線と見なすことで、通信速度および耐故障性を向上させる技術のこと。IEEEによってIEEE802.3ad規格として規定されている技術のことで、LANを構成する時に用いられる。リンクアグリゲーションでは、複数の回線をひとつの回線と見なし、並列にデータを送信することでデータ通信速度を向上させる。{LF}リンクアグリゲーションで10Mbpsの回線10本を使用した場合は最大100Mbpsで通信を行なうことができる。また、複数の回線を用いることで、どれかの回線に障害が生じた場合にも通信を続けることができ、単一の回線を用いるよりも耐故障性において優れた手法である。10Mbps回線10本のうち2本が断線し通信できなくなった場合でも、残りの8本を使用して理論上80Mbpsで通信を続けることができる。リンクアグリゲーションは複数の回線を束ねて通信速度を向上させるという性質から、比較的安価なケーブルでも高速通信が可能になるという利点もある。{LF}リンクアグリゲーションは隣接する装置同士でLANを構成する場合に用いられる技術であり、装置同士は直接(イーサネットケーブルなどで)接続する必要がある。ADSLや光回線などのWANに対して用いられる技術ではない。
◆関連用語
IEEE;LAN;データ;ADSL;WAN




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