DVC
【ディーブイシー】

Digital Video Casette/デジタルビデオカセット

磁気テープを利用した、デジタルビデオカメラ用の記録メディア。1995年に発表されたDV(デジタルビデオ)というデジタルビデオ規格に基づいている。{LF}一般の家庭用デジタルビデオカメラには「miniDVカセット」が用いられ、録画時間は標準モードで60分程度、長時間モードなら90分程度となる。カセットのサイズは66mm×48mm×12mmと小型になっており、磁気テープの幅は6.35mmである。業務用には「標準DVカセット」があり、miniDVカセットと比べるとサイズが大きい(125mm×78mm×14.6mm、テープ幅は6.35mm)が、録画時間は3時間から4時間半と長くなる。{LF}また、小型ビデオカメラ向けにソニーから「MICROMV」という製品も販売されていたが、他企業が参加しなかったため、2005年にMICROMV対応製品の生産は終了した。テープの製造・販売は継続されている。こちらはカセットの大きさが46mm×30.2mm×8.5mm、テープ幅が3.8mmで、録画時間は60分程度である。{LF}DVCと競合する記録媒体には、8cmの書き換え型DVDや小型ハードディスク、SDメモリーカードなどの半導体メディアなどがあるが、現在のところDVCを用いたデジタルビデオカメラが主流となっている。
◆関連用語
磁気テープ;デジタルビデオカメラ;メディア;DV;デジタルビデオ;miniDVカセット;DVD;ハードディスク;SDメモリーカード;半導体

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