焼肉手帳 牛肉 正肉 248 しんしん【しんしん】 後脚のつけ根、内もも下部の内側にある球状の肉をしんたまという。周りのやや硬い部分を取り除けば、肉質は肌理細かくやわらかく、牛肉中もっとも脂肪が少ない部位の一つでもある。しんたまはいくつかの特徴的な小部位に分割され、しんしんはその中心部に当たる赤身肉。ローストビーフやステーキ、叩きなどに使われることが多いから、焼肉の品書にあればぜひ試してみたい。いかにも赤身らしい、しっかりした歯ごたえと味を併せ持った肉はクセがなく、誰もが満足できる味といえる。甘さもほどほどで飽きさせない。 東京書籍「焼肉手帳」JLogosID : 8015026