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手羽先
【てばさき】


手羽先

翼の先端から肘にかけて、翼を動かすためのさまざまな筋肉が寄り集まっている部分を指す。

そのいろんな肉が集まった部位を、皮を残し、骨をつけたまま焼くのが手羽先のスタイルだ。鶏肉は骨つきのまま焼くほうが、骨からにじみ出るエキスが肉に移って、いっそう味わいが増すのだという。

さらりと塩を振って焼けば皮・肉・脂が渾然と融合して、脂と甘さのバランスは申し分なく、かつ肉そのものの食べごたえも十分以上に楽しませてくれる。皮・肉・脂の三拍子をそろえて焼鳥の王道を行く手羽先を「焼鳥ではこれがゼッタイ一番」とする熱烈なファンも多い。食べるときは、骨をくじるように回すと肉がうまく外れます。試してみてください。





東京書籍
「焼肉手帳」
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