有給休暇引当金
【ゆうきゅうきゅうかひきあてきん】
accrued vacation pay
従業員の当期の労働の対価として有給休暇を付与したものの、期末時点までに消化されず次期以降に使用されることが見込まれる分について、その発生額を合理的に見積もり計上される引当金である。
わが国の会計基準では、有給休暇引当金に関する会計基準は定められていないが、国際会計基準および米国会計基準では、既に提供された労働に対して与えられる休暇であることや、その金額を合理的に見積もることが出来るといった、一般の引当金の計上要件に加えて、有給休暇を一年以上繰り越すことが可能という条件が満たされた場合に、有給休暇引当金の計上が求められている。
有給休暇引当金の金額は、過去の有給休暇の消化実績や有給休暇の残存日数、従業員の平均給与を加味して計算される。
(c)2009 A&A partners
| 日経BP社 「プロフェッショナル用語辞典 会計・監査」 JLogosID : 8522009 |