WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)
【だぶりゅーびーしーえすでぃー;じぞくかのうなかいはつのためのせか】
The World Business Council for Sustainable Development
経済成長、環境保全、社会発展の3本柱で持続可能な発展に貢献していこうと考える企業で組織する国際的な団体。1991年に設立された。世界各国の多国籍企業など約200社が活動に参加する。参加企業の所在地は世界30カ国以上、20業種にわたる。このほか約60の経済団体と連携して活動を展開。世界の産業界に大きな影響力を持つ。
本拠地はスイスのジュネーブで、主な活動内容は「環境効率」の普及や企業の社会的責任(CSR)の普及と促進。具体的には、政策提言や企業の取り組み事例の普及などである。たとえば、環境マネジメントシステムの国際規格の策定を国際標準化機構(ISO)に要請した実績がある。このほか、環境効率の提唱などが挙げられる。環境効率とは、環境負荷当たりの付加価値を指す。企業が生み出した付加価値、つまり生産量や売上高などを、発生した環境負荷で割って算出する。効率が向上すると環境経営が進展したとみなす。
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| 日経BP社 「プロフェッショナル用語辞典 環境テクノロジー」 JLogosID : 8523310 |