オリゴ糖
【おりごとう】

(英)oligosaccharide
グルコース(ブドウ糖)やフルクトース(果糖)などの単糖が3~10個ほどつながったもの。胃や小腸で消化吸収されにくい難消化性の糖。大腸内で腸内細菌に代謝されて短鎖脂肪酸が産生すると、腸内は酸性に傾き、善玉菌が増える。こうした腸内細菌叢の働きなどにより、排便回数や便量を増やすという整腸作用を持つ。また、短鎖脂肪酸の一種であるプロピオン酸には肝臓での脂肪の合成を抑制する働きもあるとされる。乳酸菌など善玉菌そのものを摂取する「プロバイオティクス」とは異なり、善玉菌の餌(えさ)となることで間接的に善玉菌を増やす方法である「プレバイオティクス」の一つ。このほか、砂糖に比べ、血糖値や中性脂肪を上げにくい、虫歯の原因にもなりにくいなどの特徴がある。砂糖に比べると、甘みは少ない。
【参照語】
プロバイオティクス,オリゴ糖類食品,ビフィズス菌,腸内細菌,プレバイオティクス,短鎖脂肪酸,プロピオン酸,イソマルトオリゴ糖,ガラクトオリゴ糖,キシロオリゴ糖,フラクトオリゴ糖,ラフィノース,ラクチュロース,乳果オリゴ糖
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(c)日経BP社 2011
![]() | 日経BP社 「サプリメント事典第4版」 JLogosID : 8526193 |