パソコン用語辞典 最新用語 44 Office 2010【オフィスにせんじゅう】 米マイクロソフトが2010年6月に一般発売したOfficeスイート。ボリュームライセンスは同年5月に提供を開始した。開発コード名はOffice 14で、2007 Office systemの後継に当たる。 Webブラウザー上で編集できるWebアプリ版のOfficeや、モバイル版のOfficeも提供し、どこでも文書を閲覧、編集できる環境を用意したことを特徴とする。 Word 2010では、文書のアウトラインを表示するナビゲーションウィンドウを用意し、必要な箇所への移動や段落の入れ替えが容易になった。Excel 2010では、単一のセルの中に折れ線グラフや棒グラフを表示するスパークライン機能などを搭載。PowerPoint 2010は、スライドに埋め込んだビデオを直接編集できるようになった。 32ビット版と64ビット版が用意され、クライアントOSはWindows XP SP3、Windows Vista SP1以降、Windows 7の3つをサポートする。 エディションとしては、ボリュームライセンスでのみ提供されるProfessional PlusおよびStandardと、パッケージ製品またはプリインストール版として提供されるProfessional、Home and Business、Personalの3種類がある。【図版の説明】【Office 2010】PowerPoint 2010の画面例【参照語】Microsoft Office2007 Office system 日経BP社「パソコン用語辞典」JLogosID : 8528097