パソコン用語辞典 基本用語 44 Bluetooth【ブルートゥース】 パソコンや携帯電話、家電などを無線で結ぶための通信規格。通信距離はClass1からClass3までの3段階で定義されており、Class1の機器だと100m、Class2の機器だと10m、Class3の機器だと1mとなる。 各種の機器に対応するために、機器ごとの通信プロトコルをプロファイルとして定める。主なプロファイルとして、ネットワーク上の記憶装置にデータを転送するためのFTP(File Transfer Profile)や、プリンターの印刷に特化したBPP(Basic Printing Profile)、無線音響機器に最適化したA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)などがある。 1999年7月にスウェーデンのエリクソン、米IBM、米インテル、フィンランドのノキア、東芝の5社が中心になって最初の規格(Bluetooth 1.0)を発表した。当初の最大データ転送速度は1Mbpsだったが、2004年11月に発表したBluetooth 2.0+EDR(Enhanced Data Rate)で3Mbpsに引き上げた。2009年4月には、IEEE 802.11の技術を取り入れて最大データ転送速度を24Mbpsに高速化したBluetooth 3.0+HS(High Speed)の仕様を公開。同年12月には省電力機能を追加したBluetooth 4.0の仕様を公開した。【図版の説明】【Bluetooth】パソコンに接続してBluetooth通信を送受信するドングル【参照語】IEEE 802.11b 日経BP社「パソコン用語辞典」JLogosID : 8528305