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Celeron
【セレロン】


Celeron

 米インテルの低価格パソコン向けCPUのブランド名。動作周波数キャッシュ容量を制限するなど、仕様を低く抑えることで低価格化した。機能やマイクロアーキテクチャーは、その時代ごとに異なる。
 最初に登場したものはPentium IIIと同じコアを採用したCeleronで、2次キャッシュ容量が256KBと128KBのものがある。256KB搭載品は、フロントサイドバス(FSB)が100MHzだが、2次キャッシュ容量はPentium 4以前の主力CPUだったPentium IIIと同じだった。
 次に登場したCeleronPentium 4と同じコアを採用したCeleronで、第1世代のPentium 4開発コード名Willamette)を基にした製品と、第2世代のPentium 4開発コード名Northwood)を基にした製品がある。どちらも2次キャッシュ容量は128KB。
 ノート用にもデスクトップ同様、Pentium IIIを基にしたタイプと第2世代Pentium 4を基にしたタイプがあった。Pentium IIIを基にしたタイプは、デスクトップ用と同じで2次キャッシュ容量は256KBと128KBの2種類が用意された。
 2004年後半には、デスクトップ向けに第3世代のPentium 4開発コード名Prescott)を基にしたCeleron Dが、ノート向けにはPentium Mを基にしたCeleron Mが登場した。
 その後2007年には、Core 2 Duoと同じCoreマイクロアーキテクチャーを採用したCeleronも登場した。

【図版の説明】
CeleronPentium IIIPentium 4を基にした低価格パソコン向けCPU

【参照語】
Pentium 4
Pentium M
Celeron D
Celeron M
Core 2 Duo




日経BP社
「パソコン用語辞典」
JLogosID : 8528316