パソコン用語辞典 基本用語 44 Celeron【セレロン】 米インテルの低価格パソコン向けCPUのブランド名。動作周波数とキャッシュ容量を制限するなど、仕様を低く抑えることで低価格化した。機能やマイクロアーキテクチャーは、その時代ごとに異なる。 最初に登場したものはPentium IIIと同じコアを採用したCeleronで、2次キャッシュ容量が256KBと128KBのものがある。256KB搭載品は、フロントサイドバス(FSB)が100MHzだが、2次キャッシュ容量はPentium 4以前の主力CPUだったPentium IIIと同じだった。 次に登場したCeleronはPentium 4と同じコアを採用したCeleronで、第1世代のPentium 4(開発コード名Willamette)を基にした製品と、第2世代のPentium 4(開発コード名Northwood)を基にした製品がある。どちらも2次キャッシュ容量は128KB。 ノート用にもデスクトップ同様、Pentium IIIを基にしたタイプと第2世代Pentium 4を基にしたタイプがあった。Pentium IIIを基にしたタイプは、デスクトップ用と同じで2次キャッシュ容量は256KBと128KBの2種類が用意された。 2004年後半には、デスクトップ向けに第3世代のPentium 4(開発コード名Prescott)を基にしたCeleron Dが、ノート向けにはPentium Mを基にしたCeleron Mが登場した。 その後2007年には、Core 2 Duoと同じCoreマイクロアーキテクチャーを採用したCeleronも登場した。【図版の説明】【Celeron】Pentium IIIやPentium 4を基にした低価格パソコン向けCPU【参照語】Pentium 4Pentium MCeleron DCeleron MCore 2 Duo 日経BP社「パソコン用語辞典」JLogosID : 8528316