MPEG
【エムペグ】

Moving Picture Experts Group

動画を圧縮する標準方式。または、これを制定するためにISO(国際標準化機構)とIEC(国際電気標準会議)が1988年に設立した組織を指す。
フレーム間の変化情報を利用し、前後で重複する情報を省いて圧縮する。データ量を小さくできるが、フレーム単位での動画編集には向かない。また、圧縮に伴う一連の処理を、画像を分割したブロックごとに実行するので、ビットレートが足りないと画像にブロックノイズが発生しやすい。
複数の規格がある。MPEG-1は低画質だが処理が簡単であり、ビデオCDなどで利用された。MPEG-2はDVDビデオなどに利用される。MPEG-4は移動体通信やネットワークでの利用などを対象にしており、ファイルサイズが小さい。ブルーレイディスクが採用する動画圧縮形式H.264/MPEG-4 AVCは、MPEG-4を基に策定された。
MPEGの仕様は、エンコーダーによる制御の自由度が高い。そのため、使用するエンコーダーで画質に大きな差が生じる。
【図版の説明】
【MPEG】用途と目的の異なる複数の規格がある
【参照語】
H.264
GOP
ビットレート
DVD
デジタルビデオカメラ
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![]() | 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8528399 |