パソコン用語辞典 基本用語 50 Windows【ウィンドウズ】 米マイクロソフト製OSのブランド名。本来はx86系CPUを搭載したパソコン用OSだが、Windows CEやWindows Phoneなど、組み込み機器用や携帯電話機用のOSにも用いる。 最初のバージョンは、1986年に発売されたWindows 1.0。当時はMS-DOSを使いやすくするためのGUIという位置付けだった。1990年5月に発売されたWindows 3.0でOSとしての地位を確立。1992年4月に発売されたWindows 3.1は処理速度や使い勝手、信頼性が向上。パソコンOSの主役の座を得た。日本語版のWindows 3.0は1991年3月に、Windows 3.1は1993年5月に発売された。なお、Windows 3.1までは16ビットOSであり、起動にはMS-DOSを必要とした。 さらにマイクロソフトは1993年、サーバーOSとしての機能も備えた32ビットOSのWindows NTを発売。以後、アーキテクチャーの違う2系列の製品を展開する。 Windows 3.1系列では、Windows 3.1との互換性を保ちながら32ビット仕様を取り込んだWindows 95が1995年に登場し、パソコン市場を一気に拡大した。その後、1998年にWindows 98が登場し、2000年にWindows Me(Millennium Edition)へとつないだ。一方、Windows NT系列では、Windows NT 3.1/3.5/3.51/4.0を経て、2000年にWindows 2000へと進化した。 2001年に登場したWindows XPは、アーキテクチャー上はWindows 2000を引き継いだものだが、マイクロソフトはWindows Meの後継でもあると位置付けた。これにより、ハングアップやリソース不足が起こりやすい95/98/Me系列の開発は終了し、パソコン用のWindowsはNT系列に一本化された。 2007年にはWindows Vistaが登場。Windows XPの後継として、画面描画機能の強化や、検索性の向上などを特徴とした。2009年10月にはWindows Vistaの後継として、Windows 7が登場した。【図版の説明】【Windows】パソコン用に登場した主要バージョンの系譜【参照語】OSGUI 日経BP社「パソコン用語辞典」JLogosID : 8528458