ADPCM
【エーディーピーシーエム】
adaptive differential pulse code modulation
音声などのアナログデータをデジタル化する方式の一つ。適応差分パルス符号変調ともいう。PCM方式に比べてデジタル化したときのデータ量を小さくできるのが特徴。
PCM方式とADPCM方式の違いはサンプリングデータの量子化方法。PCM方式ではサンプリングした音の大きさをそのまま量子化するが、ADPCM方式では音が連続的に変化することを利用して、直前に数値化したデータとの差を記録する。これにより、そのまま量子化するよりもデータ量を減らし、音質の劣化を最小限に抑えつつ、少ないデータ量で音を記録できる。音楽CDの量子化数は16ビットだが、ADPCMならほぼ同品質の音を4ビット程度で記録できる。
【参照語】
PCM
サンプリング
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8531322 |