DOS/V
【ドスブイ】
disk operating system/V
漢字ROMを持たないPC AT互換機で、ソフトウエアで漢字などの日本語を表示できるようにしたDOS。DOS/Vの登場で、PC AT互換機が国内でも普及した。
DOS/Vの「V」はPC AT互換機の画面表示機構であるVGAに由来する。NECのPC-9800シリーズに対して、DOS/Vを搭載したPC AT互換機を、DOS/VパソコンまたはDOS/V機と呼ぶこともある。
日本IBMが1990年に発売した「IBM DOSバージョン4.0/V」がDOS/Vの最初の製品になる。その後マイクロソフト(現日本マイクロソフト)も、MS-DOS5.0に日本IBMの日本語表示ドライバーを組み込んだ「MS-DOS5.0/V」を発売した。
なお、PC-9800シリーズや、DOS/V登場以前の国内向けMS-DOSパソコンは、漢字コードを入力すると対応する日本語フォントをROMから読み出して画面に表示する仕様だった。
【参照語】
MS-DOS
PC AT互換機
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8531756 |