Intel 875P
【インテルはちななごピー】
米インテルが2003年4月に発表したPentium 4向けチップセット。ハイエンドパソコン、ワークステーション向けと位置付けられる。フロントサイドバス(FSB)が800MHzのPentium 4に対応し、デュアルチャンネルのDDR400 SDRAMをサポートした。
普及機種向けのIntel 865GやIntel 865PEとの違いは、同社が「パフォーマンス・アクセラレーション・テクノロジ」(PAT)と呼ぶ、メモリー高速化技術を実装する点。PATは、DDR400 SDRAM利用時に、チップセット内部のバッファー回路を最適化することでアクセス遅延を低減する。
サウスブリッジはICH5もしくはICH5Rを組み合わせる。いずれもハードディスクインタフェースとしてSerial ATA/150を利用できる。Ultra ATA/100も利用可能。ICH5RはSerial ATAによるRAID機能に対応する。ほかに、8つのUSB 2.0端子やLAN機能、AC '97のサウンド機能なども備える。また、ノースブリッジには、インテル製ギガビットイーサネットチップの専用インタフェースであるコミュニケーション・ストリーミング・アーキテクチャ(CSA)もある。
【参照語】
チップセット
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8532171 |