Intel 925X
【インテルきゅうにごエックス】
米インテルが2004年6月に発表したPentium 4用のチップセット。正式名称はIntel 925X Expressで、ハイエンドのデスクトップパソコン向けと位置付けられる。フロントサイドバス(FSB)が800MHzのPentium 4に対応し、デュアルチャンネルのDDR2 533 SDRAMをサポートした。
普及機種向けのチップセットであるIntel 915PやIntel 915Gとの違いは、Intel 925Xがメモリーをより高速に利用するための技術を実装する点と、ECC機能付きのメモリーが利用できる点、メモリーとしてDDR2のみをサポートする点。915Pと915GはDDR2 SDRAMのほかに、DDR SDRAMもサポートした。
グラフィックス用インタフェースであるAGPのサポートはなくなった。AGPの代わりにPCI Express x16を用いる。サウスブリッジ(I/O Controller Hub、ICH)にはPCI ExpressをサポートしたICH6シリーズを組み合わせる。MCH(Memory Controller Hub)とICHとの接続にはDirect Media Interfaceを用いる。
【参照語】
チップセット
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8532173 |