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NetBurstマイクロアーキテクチャー
【ネットバーストマイクロアーキテクチャー】


NetBurst micro-architecture

 米インテルがPentium 4で採用したCPUの基本設計(マイクロアーキテクチャー)。画像処理ストリーミングビデオ、3Dグラフィックスなどのマルチメディア機能を強化した。動作周波数を高めやすい設計にした。Core 2 Duo以降はCoreマイクロアーキテクチャーを採用する。
 最大の特徴は命令を実行するパイプラインを20段以上に増やしたこと。一般に、パイプラインの各ステージの処理を単純化し、細分化することで1ステージに要する時間を短縮できる。そのため、より高い周波数での動作が可能になる。また、分岐予測の精度も高めた。
 CPUへのデータ供給が滞らないように、フロントサイドバス(FSB)も引き上げられた。1クロックで4データをやり取りできる。ほかに、Pentium IIIなどが搭載するSSEストリーミングSIMD拡張命令)を強化したSSE2も含まれる。SSE2ではSSEに比べ144個の命令が加えられた。第3世代のPentium 4からはSSE3という拡張命令も追加された。

【参照語】
Pentium 4
Coreマイクロアーキテクチャー




日経BP社
「パソコン用語辞典」
JLogosID : 8532591