PowerPC
【パワーピーシー】
米IBMと米アップルコンピュータ(現アップル)、米モトローラの3社が共同開発したRISC型CPU。1994年4月にアップルがMacintoshに採用、Power Macintoshシリーズとして発売した。
最初の製品であるPowerPC 601は、1993年11月に量産出荷が始まった。その後、省電力版の同603、改良版の同603eが登場。さらに高性能化を図った同604、改良版の同604eも登場した。1997年夏には第3世代のPowerPC 750(PowerPC G3)が登場、さらに1999年9月にはAltiVec(アップルはVelocity Engineと呼ぶ)というマルチメディア拡張命令を搭載したMPC7400(PowerPC G4)が発表された。
2002年10月には64ビットCPUのPowerPC 970(PowerPC G5)が発表された。32ビットCPU向けに開発されたソフトウエアも実行でき、完全対称型マルチプロセッシング、2つの倍精度の浮動小数点演算ユニット、最適化されたVelocity Engineなどの機能をサポートする。
【参照語】
RISC
Macintosh
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8532863 |