100辞書・辞典一括検索

JLogos

37

RAID
【レイド】


redundant array of inexpensive disks

RAID

 ハードディスクを複数台並列に接続して制御する方式。ディスクアレイともいう。障害に対するデータ保護が主な狙いだが、読み書き速度の向上を目的とした方式もある。1987年に米カリフォルニア大学バークレー校で考案された。記録方式の違いによりレベルがあり、RAID 0、RAID 1、RAID 5が主に利用される。
 RAID 0は複数のハードディスクデータを分散して書き込む。複数のハードディスクに同時にアクセスするので、データの読み書きが高速になる。ストライピングとも呼ばれる。
 RAID 1は2台のハードディスクに同じデータを同時に記録することで、データの安全性を高める。ミラーリングとも呼ばれる。
 RAID 5は、3台以上のハードディスクを使い、データとともにエラー訂正のためのパリティを分散して記録する。ハードディスクが1台壊れても、交換して、動作中のドライブパリティからデータを復元できる。パリティ計算はCPUに負荷がかかるため、通常RAID 5で運用するには、パリティ計算用のコントローラーを搭載したインタフェースボード(RAIDコントローラー)を利用する。

【図版の説明】
RAID】方式によって目的が異なる

【参照語】
ミラーリング
ストライピング




日経BP社
「パソコン用語辞典」
JLogosID : 8532936