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サッカー
【さっかー】


soccer/sakk^{a}

【現代】蹴(しゅう)球(きゅう){しゅうきゅう@蹴(しゅう)球(きゅう)}、球技の一つ。足で球を蹴り相手チームのゲートに球を入れて勝ちとする。〈ア式蹴球〉などともいう。[中国語]足球。

【語源解説】
英語のassociation(連合・協会の意)footballの前者、associationの略、socに人を示す接尾語erを付してsoccer(sockerとも)とした呼称。英語のfoot(足)ball(球)と同じで〈蹴(シュウ)球(キュウ)〉と訳し、11人制のフットボールをさした。大正10年(1921)の大日本蹴球協会で発足。語としてのサッカーは昭和初期の文献にみえる。起源はイギリスに侵入したデーン人によるとも、古代ローマ人によるともいわれる。
【補説】
フットボール{ふっとぼる@フットボール}に、1)Association footballと、2)Rugby footballがあり、前者をサッカー(11人制)、後者をラグビー{らぐび@ラグビー}(15人制)という。後者のRugbyも略してrug+er→rugger(ラガー){ラガ@ラガー}という。これはイギリスのラグビー市のラグビー学校(1567年創立)で、1823年におこなわれたのが最初。これにちなむ呼称。日本では明治32年(1899)に慶応義塾(大学)の学生が、横浜で外国人チームと試合したのがはじまり。日本ではサッカーより早く試合がされている。




東京書籍
「語源海」
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