ミシン
【みしん】

machine/misin
【江戸時代】主として洋風裁縫に用いる糸おくりの機械。布のほか、紙や皮を縫う機種もある。[中国語]縫{いとてんかたな}機。
【語源解説】
正式には、〈sewing machine〉(縫製機)、その略称。したがってミシンはmachine(マシン)がオランダ語的発音にもとづくマシネとなり、さらにミシンなどと日本訛りになった語形。
【用例文】
○右器械はシウインマシネ〔sewing machine〕と名くる(中外新聞)○足を突張り両手でおさへ、こしをひねってふむミシン(都(ど)々(ど)一(いつ)、明治初期)○そは裁縫機械(ミシン)のごとく幽かに、いそがしく(北原白秋)
【補説】
はじめて実用に供されたミシンは、1790年(寛政2)、イギリス人、セーントT. Saintの発明にかかる革細工用のもの。しかし、日本でもしられるシンガーミシンはアメリカ人、シンガーI. M. Singerが、1851年改良作製公開の裁縫用ミシン。これにより、現代ミシンの基が確立。日本では幕末にアメリカからもたらされ紹介された。慶応4年(明治元年、1868)6月のオランダ人、ハラタマK. Gratama(お雇外国人)の日記に、〈将軍(徳川慶喜)は米国から輸入した、それぞれ違った型の裁縫ミシン三台を所有していました……一週間後に彼らにやっといろいろ違った操作法を教えてやりました〉とみえる。

![]() | 東京書籍 「語源海」 JLogosID : 8538141 |





