辞書一覧

  • 法律用語辞典
  • アドバンスト フェイバリット 英和辞典
  • 最新 全訳古語辞典
  • 法律用語辞典
  • アドバンスト フェイバリット 英和辞典

検索結果一覧

2762件Hitしました

511から10件/2762件中

さら-ば
全訳古語辞典

▲副詞「さ」に動詞「あり」が付いた「さあり」の変化した動詞「さり」の未然形に、接続助詞「ば」が付いた語。順接の仮定条件と逆接の確定条件のいずれかの意で用いられる。また、順接の仮定条件の意の「それならば」に「お別れしよう」の意が加わって、別れの言葉として感動詞の意も生じた。
<一>


[1]それならば。それでは。そうしたら。
[例]「親もなく、いと心細げにて、さらばこの人こそはとことにふれて思へるさまもらうたげなりき」〈源氏・帚木〉
[訳]「(女は)親もなく、とても心細そうで、それならばこの人をこそはと、何かにつけて私(=頭中将(とうのちゅうじょう))を頼りに思っているようすもかわいらしく見えました」
[2]〔下に打消の語を伴って〕それなのに(…ない)。しかるに(…ない)。そのくせ(…ない)。
[例]「白衣(びゃくえ)なる法師ともに具しておはしけるが、さらばいそぎもあゆみ給はで」〈平家・八・鼓判官〉
[訳]「白い衣を着た法師をいっしょに連れておいでになったが、そのくせ急いでお歩きにもならないで」
<二>(別れの言葉として)それでは。さようなら。
[例]「うちつけに焦(い)られむもさまあしければ、『さらば』とて帰り給ふ」〈源氏・夢浮橋〉
[訳]「ここであわててやきもきするのも体裁(ていさい)の悪いことなので、『それでは』と言ってお帰りになる」