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対馬の中央部,仁位浅茅(にいあそう)湾の西と東に位置する。湾内に黒島・オデンガ島・塔ケ崎島が並んでいる。北に烏帽子岳,南は嵯峨浦の入口の徳利崎である。地名の由来は,木の名前のサシカにちなむとしている(津島紀事)。地内にコサシカの字名がある。貝口浦の浦口にある黒島では,明治23年に15本の青銅矛が発見された。塔ケ崎島からは広形銅矛3本が発見されているが,遺跡は確認できない。【さしかのむら(中世)】 戦国期に見える村名。【佐志賀村(近世)】 江戸期〜明治41年の村名。【佐志賀(近代)】 明治41年〜現在の大字名。