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光恩寺[関東地方]
角川日本地名大辞典

邑楽(おうら)郡千代田町赤岩にある寺。高野山真言宗。赤岩山地蔵院と号す。本尊は不動明王。開山は下野(しもつけ)国小俣(現栃木県足利市)の鶏足寺29世尊誉で,永徳元年に当寺で大日経疏を談じている(鶏足寺世代血脈/県史資料編7)。2世は鶏足寺30世の源宥,3世は同31世の慈宥,4世は同32世の宥幸と次第した(同前)。永享12年結城合戦のとき兵火にかかり堂宇ことごとく焼失(邑楽郡誌)。天文8年8月5日の性霊集聞書十巻奥書に「彼本上州赤岩光恩寺住高野山竜光院覚宥御本」と見える(武蔵史料銘記集)。また永禄6年5月28日の広田直繁判物には武蔵国埼玉郡太田荘村君の養明寺が当寺の末寺であったが退転したので,その再興を申し送っている(武州文書上)。寛永10年の新義真言宗本末帳に「赤岩光恩寺,本寺鶏足寺,今ハ古義」と記し,末寺7か寺を有し,同年の古義真言宗本末帳には「東上野国赤岩山光恩寺〈無寺領,常法談所〉,事教本寺高野山」とあり,末寺30か寺を記す(本末帳集成)。寛政3年の本末帳では朱印地16石8斗余があり,「光恩寺〈末寺三十六宇内十一宇在武州,十四宇廃絶一宇在武州,寺中十八宇内十五宇廃絶〉」という(同前)。文政13年閏3月29日雷火のため本堂・庫裏・仁王院などを焼失したが,天保14年11月26日本堂上棟,文久2年造作を完了。しかし慶応2年僧英算の放火により堂宇を焼かれ,現本堂は昭和5年の再建(千代田町誌)。なお庫裏は上三林村の荒川家の母屋であった(館林叢談)。什宝に五種鈴・松虫鈴・五鈷杵・三鈷杵があり,古筆輯1軸の中には光明皇后・魚養・小野篁筆などの伝承をもつ経巻がある。境内の阿弥陀堂収蔵の木造阿弥陀三尊像は,鎌倉初期の作で阿弥陀座像は北関東における定朝様式を伝え,観音・勢至両菩薩像は宋朝風である(県重文)。文永8年在銘の地蔵菩薩画像板碑(県重文)は弘法大師の「爪彫地蔵」として親しまれている。