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田ノ谷
【たのたに】


旧国名:越前

九頭竜川と日野川の合流域左岸,丹生山地の北東山麓に位置する。地名の由来は,西方の山谷にある大安寺域に往古泰澄の開基と伝える竜王山田谷寺四八坊があったことによる。同寺は元弘3年8月23日の後醍醐天皇綸旨に「田谷寺領河南下郷田地事」と見え,河南下郷を領していたことが知られる(大安寺文書)。室町期の応永21年正月の滝谷寺門徒次第では「六番 田谷寺」とあり,文安2年9月の東寺修造料足越前国寺々奉加人数注進状に「田谷寺」とあり,21人分を負担している(京府東寺百合文書)。真言宗滝谷寺の末寺で,天正2年一向一揆に攻められ焼亡したが再興。江戸初期には廃寺となり,のち寺跡に大安寺が創建された。
田谷村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
田ノ谷(近代)】 明治22年~昭和32年の大字名。
田ノ谷町(近代)】 昭和32年~現在の福井市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7093655