角川日本地名大辞典 近畿地方 京都府 41 乙方【おちかた】 旧国名:山城 彼方・大路方・遠方とも書く。宇治川が山城盆地に流れ出る地点に位置し,地名の由来については,宇治橋から三室戸に至る宇治大路の大路方の転訛とする説,川の流れ落ちる落方の意とする説などがある(宇治市史)。式内社宇治彼方神社がある。【彼方(古代)】 奈良期~平安期に見える地名。【遠方(中世)】 鎌倉期~戦国期に見える地名。【乙方町(近世)】 江戸期の町名。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7137870