新開池
【しんかいいけ】

東大阪市鴻池地区に大和川付替え時まで存在した湖沼。深野池の下流に当たり,大和川が流入して沼沢地帯を形成していた当時の湖沼の1つ。当時の湖域は諸福・安田・今津・稲田・新庄・箕輪・加納・灰塚に囲まれており,宝永元年に大和川が付け替えされると,鴻池屋善次郎によって翌年から干拓が始まった。六郷井路によって寝屋川に排水し,地積178町7反22歩であった。当時の景観は「右大和川年々埋れ川床高く相成,大水之節田畑流失し村民多く苦む。然のみならず旱魃の年は水渇旱損多依而水旱の憂不絶。深野池内助渕もおのづから池床高く葭生茂り大沼となり,漸く淵のみ水底深く堤は国役堤にして菰屋住居之有多専ら此池の魚鳥を猟し,葭を刈是を市に出し業とし」(鴻池新田開発事略)とあり,大東市にあった深野池とよく似た生活が展開していた。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7150598 |




