初瀬
【はせ】

旧国名:大和
長谷・始瀬・波都世・播都制・波都勢・簸都細などとも書き「はつせ」とも訓む。大和川(初瀬川)上流域に位置し,同川に吉隠(よなばり)川が注ぐ。ハツセ・ハセの名義については上瀬を意味する始瀬説・長谷説・果つ迫説,終瀬(はてせ)で祖霊の宿る墓所説などがある。長谷の用字は「長谷の初瀬」という枕詞にちなみ「飛ぶ鳥の明日香」と同じ用法。また山に取り囲まれた谷間を意味する「隠国(こもりく)」も初瀬にかかる枕詞。「万葉集」巻13に「隠国の泊瀬小国」(3311・3312)と見える泊瀬小国は桜井から宇陀郡に至る渓谷の総称(桜井市史下)。
【泊瀬(古代~中世)】 大和期から見える地名。
【初瀬村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【初瀬村(近代)】 明治22~24年の式上郡の自治体名。
【初瀬町(近代)】 明治24年~昭和34年の自治体名。
【初瀬(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7168825 |




