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隈之城
【くまのじょう】


旧国名:薩摩

川内(せんだい)平野南東部,川内川下流南岸に位置し,南東部に冠岳(西岳),南西部に平原山がそれぞれそびえる。河間庄(くまのしよう)とも呼ばれ(鹿児島外史・地名辞書),地名は川内川とその支流隈之城川・平佐川に挾まれ,冠岳・高江山地に囲まれた,いわゆる「クマ」の形状を成しているところから生じたものといわれている。また,天平8年の薩摩国正税帳に見える「少領外正七位下勲八等前君乎佐」の前君を「くまのきみ」と読み,建久8年の薩摩国図田帳に現れる薩摩郡時吉69町の名主在庁道友が大前氏であることから,古代の薩摩郡司の家系を前君=大前氏とみて,この前(くま)によって生じた地名とする説もある。
隈之城(中世)】 室町期から見える地名。
隈之城郷(近世)】 江戸期~明治22年の郷名。
隈之城村(近代)】 明治22年~昭和4年の薩摩郡の自治体名。
隈之城町(近代)】 昭和15年~現在の川内市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7237391