100辞書・辞典一括検索

JLogos

11

道場町
【どうじょうちょう】


旧国名:山城

(近世~近代)江戸期~現在の町名。室町通竹屋町上ルの町。寛永14年洛中絵図では「道場ノ町」と見えて以後,洛中絵図類・町鑑類でも町名に変化はない。町名の由来は,七条道場などとともに踊り念仏の道場として著名な大炊道場聞名寺が当町に創建されていたことによる。聞名寺は天正18年に寺町・丸太町付近に移転するが,大炊道場の名は町名に残った。江戸期,当町には丹後宮津藩阿部氏の呉服所の溝口清兵衛,備中足守藩木下氏の呉服所の松屋喜右衛門などの店があり,また,「宝暦町鑑」は外科大町の宅が町の西側にあったとしている。江戸期は上一条組の十町組に属し,56軒の軒役を負担。明治2年の町組改正から上京(かみぎよう)21番組,同5年第24区と改称,同25年第19学区に編成。明治12年上京区道場町,同22年京都市上京区道場町,昭和4年中京(なかぎよう)区道場町となり現在に至る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7142767