暦の雑学事典 5章 季語と年中行事の雑学 霜月 225 七五三【しちごさん】 一一月一五日。数え年で三歳と五歳の男の子、三歳と七歳の女の子を祝う行事。もともとは子供の成長の節目にあたって無病息災を祈願するものだったが、奇数を陽数とする中国思想の影響を受けて、七・五・三歳という年齢が祝われるようになった。一一月一五日という日は、旧暦一〇月の望(満月)の日の祭(霜月祭などと呼ばれる収穫祭)と関係しているという。晴れ着を着て神社に詣で、千歳飴を買って帰る風習は近世以降のものである。 日本実業出版社「暦の雑学事典」JLogosID : 5040184