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暁の 鴫(しぎ)の羽(はね)がき 百羽(ももは)がき 君が来(こ)ぬ夜は 我ぞ数(かず)かく
【あかつきの】


〔〔和歌〕〕〈古今・恋五・七六一・詠み人知らず〉[訳]「暁に鴫が何度も繰り返して羽ばたきをするように、あなたが通ってこない夜は、私は眠れずにその数をかぞえています」<参考>いくつかの解釈があり、「鴫の羽がき百羽がき」を、一つは単に数量の多さと見て、恋人の来訪を待ってむなしく明け方を迎える夜の数とするもの、もう一つは鴫の羽ばたくさまに輾転反側(てんてんはんそく)するさまを重ねて、恋人が来訪しないので眠られずに何度も寝返りを打つとするものがある

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東京書籍
「全訳古語辞典」
JLogosID : 5070101