100辞書・辞典一括検索

JLogos

31

栖屋郷(古代)


平安期に見える郷名「和名抄」宮城郡十郷の1つ延喜式には栖屋と書き駅家となっており,「和名抄」に柄屋郷とあるのは栖屋郷の誤りと考えられる「地名辞書」には,名取と国府との間に当たるので,広瀬川のあたりとし仙台市若林・南小泉付近の地に比定している「奥羽古史考証」では七北田【ななきた】北岸の仙台市野村・市名坂・松森の地方に比定している「宮城県地名考」では官道は宮城本郷,岩切,利府【りふ】町菅谷【すげや】を経て黒川郡に入ったので,多賀国府の駅家は菅谷の地であると述べている栖屋から菅谷になったとするのがよいかと思われる

全文を読むにはログインが必要です。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7256664