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常盤町?(近世〜近代)


江戸期~昭和56年の町名明治初年から神戸【かんべ】を冠称江戸期は神戸城下の1町町人地城下北端に位置する一柳氏時代に成立したといわれ,それ以前から成立していた本町4町と区別される町名の由来は,永遠に繁栄するようにとの願いからとも考えられる家数は,享保17年15(九皐抄),文政年間頃24,明治初年23伊勢街道に沿って南北に長さ55間神戸宿の北出入口にあたり,町の両側に石垣と土塁を築き,見附があったまた木戸も設けられ,内側に番所も置かれていた寛文10年茶店女が許され,当時は旅籠8軒があった(河芸郡史)幕末期頃には城下の旅籠屋19軒のうち14軒までが当町にあり,伊勢街道の両側に軒を並べた(神戸宿旅籠屋19軒絵図/伊藤家文書)飯盛女も多かった入口の見附と旅籠街のにぎわいに比べて,町の中心部はさしたることもないことから,「神戸の町は口ばっかり」といわれたと伝えられる明治22年神戸町,昭和17年からは鈴鹿市に所属同51年の世帯数42・人口147連子格子の大きな家が旧街道に沿って並び江戸期の面影を残す同56年見附跡が市史跡となる同年神戸8丁目・須賀3丁目の各一部となる

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KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7366173