片岡荘(中世)

鎌倉期に見える荘園名播磨国揖西【いつさい】郡鵤荘のうち嘉暦4年4月の播磨国鵤荘絵図に「片岡庄」と見え,鵤荘の北西部分に記載され,林田川左岸の弘山荘押領部分と接して赤井までの間に南北に細長く描かれている(法隆寺文書/県史2)この地は現在の龍野市誉田【ほんだ】町誉・誉田町内山・誉田町福田にあたる絵図の端に「西三カ条佰捌拾町五段内」31町余の行岡荘のうち弘山押領分があると書かれている鵤荘絵図の西方条の「片岡」は,片岡の地字に相当している(鵤荘史料)

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7389460 |