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やるべきことを紙に書く


【至言】
『1年後や10年後にこうありたいといったことを紙に書き、そのために何をどの順番でやったらいいのか優先順位をつける。
自分の頭の中を整理して、行動に移す。
紙に書くと客観的にも見られる。』柳井 正 ファーストリテイリング会長兼社長

【解説】
 柳井正氏の「目標」に関する教えを「目的地を決める」で紹介したが、柳井氏は目標に到達するための計画の立て方も説いている。やるべきことを紙に書いて整理する--。ただそれだけである。
 ここで重要なのは「優先順位」を決めることである。やるべきことを列挙するだけでは、結局は場当たり的に行動することになり、いつしか目標を放棄してしまう危険性が高い。その失敗を避けるためには、やるべきことを可能な限り詳細に詰める。必要のない行動を省き、目標達成に欠かせない行動の順番を決めていく。
 もう一つ、重要なのは本当に実行するつもりで書くことだ。そうでないと、見栄えが良いだけで、実現不可能な計画書になりかねない。柳井氏は、教科書通りのことしか書かれていない計画書を見ると、「こいつは、やらないな」と一発で分かるという。
【チェックポイント1】
□ 紙に書くことは、行動計画を整理する最も簡単な方法である。
【チェックポイント2】
□ やるべきことを列挙するだけでなく、優先順位をつける。
【チェックポイント3】
□ 計画を立てることだけで満足してはいけない。




(c)日経BP社 2008
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「心にとめておきたい名経営者の至言」
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