ODA
【おーでぃーえー】

Official Development Assistance

日本語では「政府開発援助」と呼ばれる。政府または政府機関によって開発途上国または国際機関に供与されるもので、開発途上国の経済・社会の発展や福祉の向上に役立てるために行う資金・技術協力のことをいう。外務省は、ODAの目的を国際社会の平和と発展に貢献することと、日本の安全と繁栄の確保に資することとしている。ODAには開発途上国に対して直接援助を実施する「2国間援助」と国際機関を通じた「多国間援助」の2種類がある。2国間援助には、無償資金協力（無償での資金贈与）、有償資金協力（低利融資）、技術協力（人材育成や技術移転など）の3形態がある。日本は1990年代を通じて世界最大の援助国であったが、近年は財政悪化などを背景にODA予算の削減が続いている。2008年の拠出額は約74億ドルであり、米国、ドイツ、英国、フランスに続き世界5位となっている。

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8516954