複線型人事制度
【ふくせんがたじんじせいど】

昇進先を管理職に限定するのではなく、専門職として昇進していくコースを設けた人事制度。企業を取り巻く環境が複雑化する中、マネジメントができる人材だけを処遇するのではなく、マネジメント業務は得意ではないが、専門分野で高いパフォーマンスを発揮する社員を処遇するためのもので、専門分野のレベルによっては管理職コースの給与水準を大きく上回るケースもある。しかし、実際は管理職として処遇できない人材の溜まり場となっており、真の専門家だけを厳選して処遇できている企業は少ない。

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517079