公認会計士・監査審査会
【こうにんかいけいしかんさしんさかい】

Certified Public Accountants and Auditing Oversight Board：CPAAOB

2003年の公認会計士法の改正に伴い2004年に設置された合議制の機関であり、金融庁の機関の1つである。従来の公認会計士審査会が改組されたものであり、常勤の会長1名、委員9名およびその他の職員で構成されている。業務内容は公認会計士協会が監査法人に実施する品質管理レビューに対する審査および検査、公認会計士試験の実施、公認会計士などに対する懲戒処分などの調査審議などである。従来も監査法人へのチェックは公認会計士協会が行っていたが、公認会計士協会のチェック内容を監査審査会に報告を義務付けることでチェック機能をさらに強化し、質の高い監査の実現を目的としている。日本公認会計士協会や監査法人などへの立入検査や金融庁に対して会計士の懲戒処分や業務改善指示を求める勧告を行うこともできる。

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517805